三脚を購入しようと思い、ビックカメラ等店頭やネットでチェックしてみると値段の違いに驚かれる人は多いと思います。
高いものだと普通に10万円を超えますからね。
ぼくはこれまでに1万円以下の安い三脚から、10万円以上する高い三脚まで多くの種類を使用してきました。
はっきり言って、安い三脚と、高い三脚は比べ物にならないほどの違いがあります。
ぼくが安い三脚と高い三脚の違いを実感できたのはGITZOの三脚を購入してから。使いやすさは衝撃的でした!
このページで出てくる高い三脚はすべてGITZOの三脚をもとにした情報。
本当におすすめできる三脚メーカーなので、気になる人はチェックしてみてください。
購入前に三脚の使用目的を考える
三脚を購入する前に、自分がまずはなぜ三脚が必要なのかを考えましょう。
目的によって三脚の種類は大きく異なります。
- 旅行での撮影メインであればトラベル用のコンパクトな三脚
- スローシャッターやタイムラプスをメインなら安定感のある三脚
- モニターだけを取り付けるのであればビデオ用三脚や安価な三脚
三脚は一個持っていれば何にでも使えそうですが、実は目的によって仕様が大きく異なります。
自分の使用目的をはっきりして、その目的に合った三脚を選ぶと後悔しない三脚選びができるはずです。
高い三脚はカーボン素材(軽い)が多い
安い三脚と高い三脚の分かりやすい違いは素材の違いです。
一般的に三脚は、「アルミ」か「カーボン」で作られており、
- カーボン製の三脚は高額
- アルミ製の三脚は安価
となります。
もちろんカーボン製の三脚の方が機能的にも優れており、アルミ製よりも軽くて丈夫です。
最近ではプロカメラマンはもちろん、趣味で撮影をする人でもカーボン製の三脚は当たり前となってきました。
予算が多くあれば軽くて、持ち運びが楽なカーボン製の三脚をおすすめします。
以下のスリックの三脚はコスパが良く、はじめての三脚としてはおすすめです。
耐えられる重さの違い
これは三脚購入の際に、ぜひ確認して欲しいことです。
三脚の耐えられる重さを知っておかなければ、大切な機材を壊しかねません。
カメラやレンズだけであれば、よっぽど望遠でなければほとんどの三脚で対応出来ますが、モニターやマイクもつけるとなると話は別です。
当たり前ですが耐荷重が大きければ大きいほど三脚の価格も高くなります。
反対に耐荷重が小さければ価格も安くなります。
自分がどんな機材を三脚にのせるかを考えてから、三脚選びをしましょう。
ちなみに、三脚メーカーが公開している耐荷重はメーカーによって基準が違います。
例えばMarsace(マセス)の三脚の耐荷重は壊れるギリギリの数値だったりします。
そのため、耐荷重が10キロの場合は、10キロのせたらギリギリ壊れるかどうかということです。
そうなると、10キロのせるのはちょっと怖いですよねw
反対に、高額三脚メーカーのGITZOの場合は余裕を持った耐荷重となっているので、10キロと記載があっても10キロまでは余裕をもって載せられるということです。
ここらへんはメーカーによって大きく基準が異なるので、重たい機材を乗せる場合は耐荷重に余裕を持つと安心です。
脚の太さの違い
耐荷重関連でもう一つ。
脚(パイプ)の太さによっても価格が変わってきます。
太ければ太いほど安定感が増すので価格が高くなります。
もちろん細ければ細いほどコンパクトで軽いので持ち運びは楽で価格も安いです。
自分の使用用途を考えて脚(パイプ)の太さを決めてください。
機能性よりも脚が細くて軽さを重視するなら、Amazonでも人気の以下の三脚はおすすめです。
高い三脚と安い三脚では「ねじれ」の強度が違う
意外と知られていないのが、安い三脚は横のねじれの安定感が弱いことです。
反対に高い三脚は横のねじれの安定感がかなり強いです。
手で三脚の足2つを横にねじってみるとその差は明らか。
高い三脚はびくともしません。
横に安定感が強ければ風にも耐えられます。そのため、タイムラプスやスローシャッターの撮影をメインに行う人には横に強い三脚がおすすめです。
実は安い三脚でも高い三脚でも下にかかる力は意外と安定しています。
なので三脚の安定感を確認する場合は、横の強度をチェックすることが重要です。
横の安定感に強い三脚メーカー
三脚メーカーの中でも特にクオリティが高く高額になりますが、本格的な三脚を探してる人には以下2つのメーカーがおすすめ。
高額なので、予算が合わない方は飛ばしてください。
デザイン(メーカー)の違い
これは個人的な意見も含まれますが、高額な三脚は見た目がおしゃれでカッコイイです。
個人的な意見とは言いましたが、多くの人が私と同じことを言っています。
高額でおしゃれな三脚メーカー
デザインに高級感があるのは横の抵抗にも安定感のある、GITZOとREALLYRIGHTSTUFFの三脚となります。
多くのカメラマンの憧れの三脚メーカーです。
安くてコスパの良い三脚メーカー
もちろん安価な三脚メーカーもデザインがダサいわけではありません。
さらに言うとこれらのメーカーが特別安いわけでもありません。
プロカメラマンも使う、日本では人気で定番の三脚です。
高額な三脚メーカーと比べると安いだけで、コスパを求めるならおすすめの三脚メーカーです。
高さ・段数の違い
三脚の高さの上限が高かったり、段数が多いほうが高機能なので、価格は高くなります。
ただ、3メートルなどの特別な高さの三脚は一般的な三脚メーカーからは販売されておらず、安く購入できる場合もあるので、色々とチェックしてみてください。
次に段数ですが、一般的なのは3段階か4段階となります。
4段階の方が小刻みに高さ調節が出来るので、その分価格も高くなります。
色々考えるのが面倒くさい!そんな人におすすめなのはスリックの三脚
結局何を買えば良いのか分からない人は「スリックのスプリントPROⅡ」という三脚がおすすめです。
価格も安く、アルミにも関わらず重量も軽め。大きさも丁度良いです。
とりあえず三脚が欲しいという人はこのあたりの高すぎない三脚を購入して、自分が三脚に何を求めているのか把握してから、こだわりのある高い三脚を買うのが良いでしょう。
高い三脚と安い三脚のまとめ
高い三脚と安い三脚の違いの紹介でした
- 素材の違い(カーボンかアルミ)
- 耐荷重の違い
- 脚(パイプ)の太さの違い
- ねじれ(横の安定感)の違い
- メーカーの違い
- デザインの違い
- 高さの違い
使わなければ一生違いは分かりませんが、一度使うと違いは歴然!
カメラを本気の趣味にするなら、高額な三脚もぜひ使ってみることをおすすめします!