ネットでスニーカー市場について調べていたら、面白いニューバランスの情報が載っている記事を見つけました。
掲載先はアメリカの有名なスニーカーメディア「COMPLEX(コンプレックス)」です。
アメリカのメディアなだけあってニューバランスの情報についても日本とは比較にならないほどの量と質。
日本では聞いたことのない人がほとんどかもしれませんが、コンプレックスは世界的に見るとスニーカーメディアとしてかなり人気で有名です。
元記事は英語ですが、分かる範囲で和訳してみました。ニューバランスの意外な顔を知ることが出来るはずです!!
今では考えられないがニューバランスのNロゴを「NIKE」と間違える人がいた
ニューバランスがまだあまり知名度のなかった頃、シューズの大きなNロゴはナイキのスニーカーと間違えて購入する人もいたとか。
当時ナイキはニューバランスよりも知名度があり、ブランド力もありました。
その知名度とブランド力を利用した形にはなりましたがNロゴのニューバランスのシューズもたくさん売れたそうです。
もちろん意図的に行った施策ではありませんでしたが、ニューバランス関係者はそのことで売上が増えていることは認めていたそうです。
初めてNロゴが使われたのは320
今では履いている人が少ないですが、ニューバランスには320という品番が存在します。
いまでも販売されているモデルで価格は安めです。
Nロゴの初採用はニューバランスの定番のモデルではなくマイナーな320だったのです。
カニエ・ウエストもニューバランスのファン(だった?)
今ではadidasのイージーブーストのイメージが強いカニエ・ウエストですが、数年前はニューバランスを愛用していたとか。
女性モデルのアンバー・ローズとの交際時にはお揃いでニューバランス998を履いていたともされています。
さらにカニエ・ウエストの「88-Keys & Kanye West – Stay Up!」のプロモーションビデオではユナイテッドアローズとニューバランスのコラボモデル997.5も登場します。
以下実際のPVです。
アメリカ大統領クリントンもニューバランスのファン
アメリカの著名人にはニューバランスのファンが多いことは有名ですが、あのビル・クリントン氏もニューバランスのファンだといいます。
ちなみにクリントン氏が好きなのはM1500。
実際に1500を履いてランニングをする姿も画像で残っています。
ヨーロッパの工場はイギリスのフランビーが最初ではない
ニューバランスのヨーロッパ製と言えば真っ先にイギリスが挙げられます。
しかし過去にはイギリスではなくアイルランドにニューバランスの工場はありました。
2017年大きな話題となったMLP574はこのアイルランド製のスニーカーを元に作られています。
実は韓国製も存在する?
アジアで生産されるニューバランスは中国、ベトナム製が多いですが過去には韓国でも生産がされていたそうです。
そもそもアジア製のニューバランスが誕生したのは1980年後半と言われており、その当時は中国、韓国、ベトナムの3カ国でのスタートでした。
今では韓国が抜けて、中国、ベトナム、インドネシアやカンボジアなどでも生産されています。
アメリカでスニーカーを製造する最後のスポーツブランド
アジアでの生産もあるニューバランススニーカーですがやっぱりUSA、UK製は特別です。
ナイキやadidasはコストの関係で工場を移しましたが、ニューバランスだけはアメリカでの生産を貫いています。
現在はアメリカのローレンス、マサチューセッツ州、スカウハガン、ノリッジウォーク4つの工場で日々製造されています。
70%がUSA製
1990年代半ばニューバランスは連邦取引委員会から「Made in USA」というタイトルを主張するべきではないという訴えを起こされました。
その理由はすべての工程がアメリカで行われている訳ではなかったから。
実はニューバランスのアメリカ工場ではスニーカー製造の70%の作業がされています。
残りの30%は他国での作業なのです。そのことに対しての意見だったようです。
結果的には大部分をアメリカで行っているとして「Made in USA」というタイトルを守ることになりました。
日本人のために誕生したMT580
現在も販売されているMT580と呼ばれるモデル、実は最初は日本限定で発売されていました。
元々MT580はアメリカのM580と言う品番をベースにして作られたもので、奇抜なデザインで人気がありました。
結果的にはアメリカでも販売されることになり発売後はかなりの人気だったと言います。
580もそうですがニューバランスには多くの品番が存在しており、それぞれに深い歴史があります。
海外のサイトを見ると日本にある情報がどれだけ少ないのかがわかりますよ~