「足」は体全体を支えていたり、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎがあったりと人間の体の中でも特に重要な部分です。(体に重要ではない部分なんてないと思いますがw)
そんな人間の足を守っているのが「靴」。
自分に合った靴を選ぶだけで体の健康に影響するとも言われています。
ぼくは少し前までは履き心地と見た目でなんとなく「靴」を選んでいましたが、今では足の構造を考えながら自分の足にあった靴を選ぶよう意識しています。
そう意識するようになったきっかけが書籍「人生が変わる!足指スローストレッチ」です。
この書籍を読むと足の構造やあしゆびの大切さを知ることが出来ます。専門用語も多少ありますが、足やあしゆびに興味のある人であれば読んでおいて損はない一冊だと思います。
ちなみにこの書籍の監修を務める松藤さんは多くの人の靴や足を見てきた経験から靴を見るだけでその人の性格や健康状態まで分かると言います。
靴裏の減り、靴の甲のシワなどその人特有の細かいクセを見つけて足の問題点を探ります。
まさに足のエキスパート。憧れます。
日本人は靴への意識が低い
日本人は靴を脱いで生活することが当たり前です。家の中でも靴を履いているヨーロッパやアメリカの人達に比べると「靴」を履く時間が短く、靴への意識が低いと言われています。
そのため日本人は履き心地や足のフィット感よりも「価格」や「ファッション性」を重視して靴を選ぶ人が多い印象です。実際にぼくも見た目だけで靴を選んでいた時期がありました。
靴をファッションの一部だけで考え、自分の足に合わない靴を履いていては足や足指のトラブルが多くなるのは当たり前です。
足のトラブルは体全体のトラブルに繋がりかねません。
履いている時間が短いにしろ人生の中で靴を履く時間を考えると相当長くなるはず。
早い段階で自分の足に合った靴を履くことは長い人生でとても重要な選択となるでしょう。
ちなみに、以前アメリカの知人から
「アメリカ人の靴はいつでもキレイだよ。ホームレスでも靴だけはキレイだからね」
なんてことを教えてもらいましたが、靴に対する意識の高さが理由なのかもと、ふと思いました。
まずは自分の足のサイズを正確に知る
以前ぼくは東京のニューバランスショップにて正確な足のサイズを計ってもらったことがあります。
関連記事:ニューバランスの「ウィズ(ワイズ)」について。正規店で正確に測ってもらいました
自分の足に合った靴を履くためにはまずは正確な足のサイズを計ることが一番。当たり前かもしれませんが出来ていない人が多いです。
なんとなく昔から26センチだから。そんな理由でサイズを決めていませんか?正確な自分の足のサイズを知って、思っていたサイズとの違いに驚く人は多いです。
実際にぼくもニューバランスショップで正確な足のサイズを計ったのが25歳くらいでした。それまでは自分の足のサイズをなんとなくでしか知らなかったのです。
以下、このページの最初に紹介した書籍の中で書かれている正確なサイズの計り方・自分の足に合った靴の見つけ方です。
- 立った時・座った時両方のサイズを計る
- 大きいほうの足に合わせて靴を選ぶ
- 中敷きを撮った状態ですべての指がおさまる靴を選ぶ
- かかとがフィットする靴を選ぶ
大まかな流れとしてはこんな感じです。
これ程慎重に靴を選ぶ人はなかなかいませんが、ぼくは靴を選ぶ際にはここまでやるようにしています。
書籍にある「おすすめ出来る靴の条件」
- 靴ひもを通す穴が片方に5個以上ある靴:足をヒモでしっかりと固定するため。
- かかとの硬い靴:柔らかくてクッション性のある靴が必ずしも良いとは限りません。柔らかい靴は安定感がなく足のアーチが崩れやすいです。
- 日本人に合った靴:出来れば日本製が良い。イタリアやスペインの靴は日本人の足には合ってるとは言えないようです。ちなみにスニーカーは体格の大きな人が多いアメリカで作られた靴が丈夫で長く履くことが出来るようです。
ニューバランスの中でオススメは1400と990らしい
実は書籍「人生が変わる!足指スローストレッチ」の監修である松藤さんはニューバランス大阪店の店長として働いていたこともあるそうです。
そんな松藤さんが健康な足を作るためにおすすめしているニューバランスがM1400とM990でした。
松藤さんいわくM1400は足底も硬く安定感があり、足首をしっかりホールドしてくれるそうです。
M990は高齢者やひざの悪い人におすすめで、履くと足首までしっかり固定され、かかとの安定感と靴裏のグリップ力が高いとのことです。
さらに松藤さんはニューバランスの他にムーンスターのスニーカーもおすすめしていました。
ムーンスターは日本の靴ブランドで昔はニューバランスの1500を生産していたこともある有名な靴メーカーが立ち上げたブランドです。
とりあえず自分は「ムーンスターの靴」と「矯正靴下」を
自分の足に合った靴の選び方を考えるうちに、まずは自分の足をもっと大切にもっと健康にしたいとしたいと思うようになりました。
その結果人生で初めて5本指の矯正靴下を購入。
この靴下は松藤さんが開発した靴下で一足3,000円もします。靴下にしてはとんでもなく高いですね。
5本指で足に強くフィットするため慣れるまでは履くのも時間がかかります。さらに最初足を入れた時はとても違和感がありました。
ただ、違和感があるということは矯正されているのだと思い、なるべく気にしないよう履き続け今では他の靴下を履きたくないくらいにまでなっています。
もちろん個人差はあると思いますが、ぼくはこの靴下を購入して良かったと思うしまた購入したいと思っています。
ムーンスターのスニーカーは以前から欲しいと思っており、良い機会だと思い購入してみました。
おまけ:土踏まずについて
産まれたばかりの赤ちゃんには土踏まずがありません。
2歳から6歳にかけて足、足指を使うようになってから骨と靭帯が鍛えられて土踏まずは作られるそうです。
しかし、最近では木登りなど外での遊びを危ないと言う親が増えたこともあり足、足指が鍛えられなくなっているとも言われています。
そのため体の土台である土踏まずが未完成のままの人が多いです。
土踏まずが未完成だと足のバネの役割や衝撃吸収性が十分使えなくなります。さらに疲れやすい足、痛みやすい足にもなる可能性があります。
さらに、ファッション性の高い先の尖った靴やヒールの高い靴を履く人も増えており、土踏まず(アーチ)が崩れている人は本当に多いそうです。
自分も全く足のことを考えないで靴選びをしていた時期がありますが今考えるとゾッとします。
靴選びの重要性を早く知ることが出来て本当に良かったです。