1996年に初めて発売されたニューバランス「999」。
前作の998と比べると近代的なデザインで走行力もアップされているモデルです。
999という数字だけを見ると990番シリーズ(996や997など)最後の品番に見えますが、実は999の後には新しいモデルがたくさん誕生しています。
990⇛995⇛996⇛997⇛998⇛999⇛990v2⇛991⇛992⇛993⇛990v3⇛990v4⇛990v5⇛990v6
現在(2023年1月)の最新の990番シリーズは14代目の「990v6」です。
このページで紹介する999は990番台の中では6代目のモデルとなります。
前作「998」との違い
上の画像が999で下の画像が998です。
見た目の違いを簡単にまとめると以下のようになります。
- 999:丸みのあるデザイン
- 998:スタイリッシュなデザイン
靴の先を見ると999よりも998の方がスタイリッシュで細身であることが分かります。
デザインの違いによって好みがはっきり分かれそうです。
ちなみに998はアメリカ製がメインでほとんどが高額になります。(中には安価な998もあります)
反対に999はアメリカ製モデルの復刻がここ数年でスタートしたばかり。
そのためアジア製の安価な999もたくさん販売されています。さらに安価な999は高額な999に比べてデザインの種類が多いです。
高額な999はグレーやネイビーなどの定番のカラーしか用意がされていません。
それぞれスニーカーとしての特徴は、安価な999は軽量化が重視されており、高額な999はクッション性や履き心地が重視されているという事です。
999の履き心地の特徴
見た目に丸みがある999、そんな999の履き心地はニューバランススニーカーの中では特に良いとされています。
一番の特徴は「歩いた時の反発性」です。
ニューバランスの独自のテクノロジーである「ABZORB(アブゾーブ)」を搭載しており、強いクッション性を感じることが出来ます。
「ABZORB(アブゾーブ)」が搭載された他のニューバランスを以下で紹介しているので気になる方はチェックしてい見て下さい。
定番のニューバランスとの違い
ニューバランスの999は他の定番のモデルに比べると少し見慣れないデザインです。
特に多くの人に履かれている996と574と比較するとソールの分厚さや、Nマークの大きさの違いはよく目立ちます。
ニューバランス999
ニューバランス996
ニューバランス574
999のソールが574や996の品番に比べて、分厚く見えるのはソールが一体型になっているからです。
さらにソールが一体型になっていることにより全体的な印象も近代的になっています。
そして定番モデルとのもう一つの違いが「N」のマークの大きさです。
ニューバランスは新しい品番になるほどNのマークが小さくなる傾向があります。
999もそれに当てはまり、定番モデルと比べると明らかにNマークが小さいのです。
まとめ:履きこなすのが少し難しい品番
999の特徴をまとめると以下のようになります。
- 丸みのあるデザイン
- 全体的に近代的な印象
- 定番モデルとは少し異なる見た目
- 履き心地は「歩いた時の反発性」が特徴
デザイン面に少し特徴があり、履きこなすのが若干難しいスニーカーと言えるでしょう。
特に丸みのあるデザインなので、一歩間違えるとダサくなりがちです。
とは言え、履き心地には定評のあるスニーカーです。まずは一度履いて検討してみると良いでしょう。
ちなみに安価な999と高額な999がありますが僕のおすすめは高額な999です。
全体的な見た目の高級感もですが、何より履き心地に大きな違いがあります。