一眼レフカメラからミラーレスカメラへの流れを作ったSONYのα7シリーズ。
実際にぼくもキャノンの5Dシリーズを愛用していましたが、SONYのα7Ⅲが出たときに一眼レフカメラからミラーレスカメラへと乗り換えました。
α7シリーズには以下3つの種類がありますが、今回紹介するのは高画素が売りのα7Rです。
- α7
- α7S
- α7R
2019年にはα7Rの4代目α7RⅣが発売。
実際に購入して使用したレビューをこのページでまとめます。
ソニーα7RⅣスペック
センサー | 35mmフルサイズ(35.7×23.8mm) |
総画素数 | 6250万画素 |
動画 | 4K 30P、24P フルHD120P、60P、30P、24P |
フォーカスエリア | ワイド(567点(位相差検出方式)/425点(コントラスト検出方式)) |
質量(バッテリーとメモリカードを含む) | 665g |
写真撮影時のスペックは文句のつけようがないほど。
また、α7シリーズの特徴である動画性能の高さも、当たり前ですが備わっています。
さらに、ボディの大きさが前モデルα7RⅢよりも一回り大きくなり、丁度手にフィットする感覚。
小指あまりやミラーレスカメラの小ささになかなか慣れることが出来なかった人には、嬉しいモデルチェンジです。
ファインダーとモニターが見やすい
以下α7RⅣのファインダーとモニターの解像度です。
- ファインダー:5,760,000 ドット
- モニター:1,440,000ドット
正直、この数字だけ見てもピンとこない人がほとんどだと思います。
そんな人はファインダーとモニターがキレイで見やすいと理解しておけばOK。
ぼくはα7RⅣを購入する前にα7Ⅲを愛用していたのですが、モニターとファインダーの解像度の低さにはかなり不満を持っていました。
反対にα7RⅣはモニター、ファインダーどちらも高解像度でそのような不満全くありません。
α7Ⅲユーザーの人にはぜひα7RⅣのファインダーを覗いてみてほしいです。
解像度の高さに驚くはずです。
SONYα7RⅣの作例
以下、ぼくがα7RⅣで撮影した写真です。
正直スマートフォンやパソコンで見るくらいでは、α7RⅣの高解像度は分からないと思います。
ただ、解像度の高さは写真をトリミングするとスマートフォンやパソコンでも分かりやすいです。
例えば以下の写真。α7Ⅲをα7RⅣで撮影したものです。
この画像をトリミングしてみます。
ここまでトリミングしても一つの写真として十分使えるほど。
これはα7RⅣの6250万画素だからこそ出来る荒業です。
細かな利便性
これは全てがα7Ⅲと比較して明らかにα7RⅣのほうが良いな、と個人的に思ったポイントです。
たくさんありますが、以下3点は特に嬉しいポイント。
- ファインダーの解像度
- サイズ感
- ボタンの押しやすさ
- 3つのカスタム設定
ファインダーの解像度とボディのサイズ感に関しては、すでに説明しているのでボタンの押しやすさと3つのカスタム設定について説明します。
α7RⅣのボタンは大きく改善している
正直これは使ってみなければ分からないと思いますが、ぼくはめちゃくちゃ使いやすいと思っています。
以下はα7RⅣ。このボタン部分はフォーカスポイントを合わせる際に頻繁に使う箇所。
次にα7Ⅲ。
α7Ⅲのボタンは本当に使いにくく、誤操作も多かったのでとても気になっていた部分。
α7RⅣではこのボタンに限らず全てのボタンが、押しやすくなり誤操作がほんとんどなくなりました。
このボタンは多くの人から高評価で、ⅢシリーズからⅣシリーズの最も成功した改善点の一つと言えます。
カスタム設定は使いこなすことができれば撮影の幅が広がる
α7シリーズを愛用している人は、ほとんどの人が使っているカスタム設定。
シーンに合わせて設定ができるので、重宝する機能です。
ちなみに、ぼくはα7シリーズで写真も動画も撮るため、この機能がないと撮影の幅がめちゃくちゃ狭まります。
このカスタム設定、実はα7Ⅲでは2つの設定しか登録ができません。
反対にα7RⅣ(α7RⅢ)は3つの設定が登録可能。
動画、写真を両立しようとすると、2つの設定では正直足りません。
そのため、α7RⅣのように3つ設定が出来る機能は本当に重宝します。
α7RⅣの欠点?!データの量が半端ない
ここまでα7RⅣの良い点ばかりを上げてきましたが、やっぱり完璧なカメラはありません。
特にデータの大きさは本当に厄介。
RAWデータで一番大きな画像設定にすると、1枚120MB前後ありますからね。
一般的なカメラの写真データと比較しても、3倍以上のデータ量です。
画像の保存環境も考えなければなりませんし、画像の加工もセットで考えるなら最悪パソコンの買い替えも、、、笑
正直プロカメラマン以外には必要のないカメラなのかな、とも思います。
価格も高いですし、それほどこだわりがなければα7Ⅲでも十分。
自分がなにを撮りたいのかしっかり考えると、どんなカメラが必要なのか分かってくるので、購入前にしっかりと用途を考えておきましょう。
まとめ
α7シリーズの高画素モデルα7RⅣの紹介でした。
実はα7RⅣはα7RⅢの発売から約2年後に発売。
かなりスパンが短かったです。
そのため、Rシリーズの買い替えを行う人は実は多くありません。
RⅢもまだまだ現役のプロカメラマンに使われるカメラなので、用途によっては十分前モデルでも問題はありません。
ただ、ぼくもそうでしたが利便性を考えると最新のモデルを使うのが妥当です。
ボタンやサイズ感は細かな改善ですが、実際に撮影時になるとその利便性の高さに気付かされます。
量販店などの店頭でも実機を触ることが出来るので、ぜひ一度確認をしてみてください!